2013年

11月

22日

低料金で効果的な英語教育

これら二つのビデオを見る限り、まず第一に、肉声でなくとも、録音した音声に対してでも、赤ちゃんは反応することが分かります。

また、多くの人々の予想通り、赤ちゃんはどんな国の言葉でも、完全にまっさらな脳に、どんどんと吸収していっていることが分かります。

しかし、大人にとって意外なことは、すやすやと眠っていたり、ぬいぐるみに興味を惹きつけられたりしていながらも、しっかりと脳の言語を司(つかさど)っている部分は活性化している、ということでしょう。

目に見えることだけに惑わされてしまっては、みすみす大きな機会を逃すことになります。生まれたばかりの子供たちは、まさに目に入れても痛くないくらいに可愛いので、ついつい見とれてしまい、時間があっという間に過ぎてしまいますが、この短い時間こそ、多くのことを与えてあげることのできる、貴重な時間なのです。

そう考えてみると、「赤ちゃん言葉で話しかける」というのは、まったく馬鹿げたことになるでしょう。赤ちゃんを見るとどうしても、大人は「可愛がること」に夢中になってしまいますが、それは厳しい言い方ですが、単なる自己満足の押し付け以外のなにものでもありません。

 

この考えをさらに進めてみると、 

図書館から、さまざまな言語のCD付の教材を借りてきて、少しずつ毎日、聞かせるのは無料でありながら、かなり効果的かもしれません。

わたしが「早期教育」について、お父さんお母さんに話すと、すぐに「いやぁ、わたしにはそんなことが出来る自信がないから、ムリムリ」と拒否反応を示すことがしばしばですが、幼い子供たちに高度なことを教える必要は全くないですし、そんなことはほとんど不可能でしょう。それよりも、どれだけ楽に、どれだけ多様な刺激を与えられるかについて考えれば、お金も手間もかけずに、高い効果を得られるでしょう。

 

外国語が聞き取れる魔法の耳を育てるCD学習

こちらのサイトには、外国語を習得できるのは6歳までという説が紹介されています。モンテッソーリ教育では、7歳と紹介していたので、やはりそのあたりの年齢が目安になるでしょう。

こちらのサイトでは約1万円のCDを提案していますが、下の動画を見せることで、CDを買わなくても、それに近い効果を生み出せるだろうとわたしは期待しています。

すぐには、効果が見えないので、もどかしく思うかもしれませんが、根気強く続けてもらいたいです。

 

適切な刺激を与えるということ その2 

 ↑

シナプスに関する研究、赤ちゃんのまねをする能力についてのビデオを紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

 

MOOC: 未来の教育について考える

 ↑

こ ちらのページに詳しく書きましたが、高校生や大学生、いやどんな人間にとっても、映像を交えながら説明してもらうのが、一番分かりやすく、しかも、このイ ンターネット時代にあっては、一度だれかが優れた動画を作成してしまえば、世界中の多くの人々によって共有することが出来るのです。

そして、幼児のバイリンガル教育というものを考えてみても、その手法は非常に効果的であることは間違いありません!

0歳から3,4歳の子供を持つ、仕事に家事に忙しいお母さんであれば、ひとまず英語のアニメやドキュメンタリーを子供に見せておくというのが、少ない労力で大きな成果を得る最短の道ではないでしょうか。

 

 

動画を見せるだけなんて簡単すぎる、という余裕のある方は、さらなる刺激を楽しく与えるための別の方法を見ていきましょう!

 

1. スマホやタブレットで、ゲーム感覚で遊べるようなアプリを試す

無料、もしくは低料金のアプリをいくつもインストールし、子供の能力に見合うものを選ぶ。ざっと遊び方を見せてあげた後は、あえてあまり教えずに、それらのゲームをどのように遊ぼうとするかを、じっくりと観察し、子供の興味や能力がどのように変化、成長するかを見守る。単語に馴染ませることがまず第一歩。

 

上の動画で紹介したアプリは、「Story Time」と「Read Me」というアプリです。「Google Play(アンドロイド)」で、アルファベットで検索してみてください。絵本のことを英語では、Picture Bookと言うらしく、「Picture Book」をキーワードにして検索したところ、上の二つを見つけることが出来ました。

たとえば、「子供 英語」と検索しても、日本の子供向けの英語アプリがたくさんヒットするでしょう。ただ、もしお子さんが0歳から3,4歳なのであれば、ネイティブの子供たちが使うものを、そのまま使わせてしまったほうが効果がはるかに大きいでしょう。

 

もしほかにも、効果的だと思われるアプリがありましたら、ぜひ、コメント欄に投稿いただきますようお願いいたします!

 

 

2. Skypeを利用したオンライン英会話をが楽しむ

お父さんお母さんのなかには、英語に対して強い抵抗感をお持ちの方も多いかと思われます。が、ここでは発想の転換が重要です。

文法や言い回しなどを、アカデミックに正しく話そうなどとは決して考えないでください。ただ、子供に「英語で話す」というのは、ものすごく楽しいことなんだよ!と感じさせてあげることが重要です。ごく身近なトピックを選んで、親自身が楽しんでいる姿を見せてあげてください。

 

オンライン英会話も、このごろではかなり多くのサービスが選べるようになり、どこにしたらいいのか迷ってしまうでしょう。もし、これまで利用していて、お勧めのサービスなどがありましたら、コメント欄に投稿いただきますようお願いいたします。

 

オンライン英会話比較ナビ

 

以上、提案させていただいた手法は、オンライン英会話とケーブルテレビの料金を合わせても、月々およそ1万円程度で実現可能なものです。

 

東京オリンピックの開催によって、外国人が多く来日するであろう日本社会を考えてみても、まず力を入れるべきは英語だろうと思われたため、このような提案をさせていただきましたが、かならずしも英語に固執することはないとも思っています。

 

「なにかに興味を示しているのは、それを学べる証拠です」

「子供主導が原則、脈絡なく与えるのではなく、見合う能力を考え、ほんの少しだけ背伸びさせるのです」

「高いIQを維持し、資格を取り、いい仕事に就いたのです。幼児期の刺激の影響が生涯続く証拠でした」

 
↑ 
とにかく、重要なことはこのような流れだと、わたしは考えています。
お父さんお母さんがどうしても英語に抵抗があったり、また、子供が別の分野に強い興味を示しているなら、それを伸ばしてあげるのもまた、非常に有益です。
 
もし、アベセダリアン・プロジェクトが示しているコンセプトや、私が今回、提案した手法などがきっかけとなって、算数や、理科、社会などにも、うまく興味を持たせることができて、子供が進んで勉強するようになったのなら、それはそれで素晴らしいことです。なにかアイディアがある方はぜひともコメント欄に投稿いただきますようお願いいたします。
 
アベセダリアン・プロジェクトのビデオの中で、参加者の一人、ミシェイ・ガティスさんが「友達はボクのことを頭がいいと言うけど、そうじゃない。ボクは学ぶことが好きなんだ」と言っていますね。この言葉ほど、世界中の親が聞きたがっている言葉はないのではないでしょうか。
 
どうしたら子供が学ぶことを好きになってくれるのか?
これを大人たちがどれだけ真剣に考えられたかが、社会を根底から改善していくためのもっとも重要な要素であるように、わたしには思われてなりません。
 
想像してみてください。
このような取り組みを数年間続けることで、あなたの子供が小学校に入るころには、自ら図書館からさまざまな分野の本を借りてきたり、しっかりと作られたドキュメンタリー番組に夢中になっている姿を目(ま)の当たりにして、この調子で育ってくれれば、それほど多くの費用を塾や予備校に払う必要はないと思えるようになった日を!
もし、自分で奨学金を取って大学に通うようになれば、教育費が1,000万円なんていう、途方もない金額から、親の負担はほとんどタダ同然と思えるほどの、ちょっとした出費へと軽減できるのです。そうなれば、お金も時間も、もっとはるかに有意義なものへ投資することが可能になるでしょう。
 
現在ではこうして、さまざまなテクノロジーによって、遠く離れた人々とも意見を交換することが可能になりました。ぜひとも日本のみならず、世界を良くしていくためにも、多くのご意見をお寄せいただきたいと思います。
 

You may say I'm a dreamer, but I'm not the only one

I hope some day you'll join us

And the world will be as one

 
ボクのことを夢見がちだというかもしれないけど、
でも、それはボクだけじゃない
いつの日か、キミもボクたちに加わって
世界が一つになることを願っているんだ
 
1 コメント